「誰もお前の事なんて気にしていない」「何でも慣れ」|参考にできないのが社交不安障害

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そこの「窓口にいってもらってくればいいだけじゃん!」と言われただけで憂鬱になる社交不安障害有段者はこの私です
by蛍鳥


こんにちは、蛍鳥(ホタルドリ)です。


視線が怖い人、人前に立つことが苦手な人に対して次の様なアドバイスをする人を目にします。

「誰もお前の事なんて気にしていない」

「あとは慣れだよ、慣れ」


おお~確かに!これで平気で大勢の前に立てそうだ!うん!!

…なんていう人は社交不安障害の欠片もないのでご安心を。


しかしこの言い分、社交不安障害者にとってかなりハイレベルな…いや実行不可能な思考変更なんですよね…

目次

頭では分かっているつもりなのだが…

ぶっちゃけて言えば、「誰もお前の事なんて気にしていない」なんて分かっているんです、頭の中では。

でも社交不安障害の人がこの言葉だけで行動に移せるのであればホント苦労しない。

簡単に思考が変わればとっくに解決している

自分なら「あの遠くでアホみたいに踊っている人をいちいち気にして見るのか?」と聞かれれば答えはNO。

見たとしてもおそらく数秒後には忘れているでしょう。


でも逆のアホみたいに踊っているのが自分だったら?

そんな「誰も俺の事なんて気にしていない」思考にはまずならない。

蛍鳥

自分の考えと他人の考えは必ずしも一致しないと最初っから思い込んでいます


社交不安障害者は「俺のことをアホみたいだと思っているのだろうな…」と相手の視線を勝手に思い込んでしまっているんです。
(状況にもよるんですけどね)


よって「誰もお前の事なんて気にしていない」というアドバイスは、今の自分から一歩前進するためのアドバイスだったとしても、社交不安障害者にとっては逆効果になってしまうことも少なくないんです。

同じように「人に慣れる」なんてムリ

人は面白い事に、自分が簡単そうにできるものは他の人にも普通にできると思っている人も少なくなく、「慣れれば平気」って言う人は意外と多いんですよね。

人と接する事なんて毎日飯を食うことと同じくらい当たり前の感覚と思っている人は特に問題なく日常を過ごしていると思います。


例えば毎日使っている「箸」。

毎日同じ箸を使っているから確かにコレは自然と慣れてきます。


じゃあいつも会う「人」は?

…ですが、「人」って初対面だろうが毎日会う人だろうが全て同じ括りにできないんですよ、箸みたいに。


社交不安障害者は人に対して最悪のケースを思い込んでしまいます。

急に怒られるんじゃないか?とか、見下した視線でこっちを見ているのだろうな…などなど。


初対面の人に会っても昨日会った人と同じ様に接すればいい…なんて思えず、よく会う人だって気分によっては昨日とは別人みたいに変わっちゃう人だっていますよね?

毎日使っている同じ箸じゃないんです、毎日会う人って。


「人に対して慣れる」というのは、そう単純なものでは無く、

他人に対し最悪のケースを考えてしまう精神状態のまま、気分次第で変わる人や、誰一人同じではない人の前に立つなんて慣れるはずもない


…難しい表現になってしまいました(謝) 意味不明になったらすいません…!

とにかく、

蛍鳥

社交不安障害ってホントにアホみたいに厄介…


この記事を「子供っぽい考えだな~」と思いながら書いておりますが、でもこれが現実なんですよね。

無理に周囲に合わせずできることから自信に繋げるべき

40代に入ってから次々に人との関りを避け続け、いつの間にか社会的孤立を深めていた蛍鳥。

人を避ける⇔孤立化といった負のスパイラルに陥ってしまうと、そこからそう簡単には抜け出せなくなっちゃうんですよね。


(思い込みによる)人の恐怖から自分を守るためにさらに人離れを加速してしまうからです。


よって社交不安障害の人は普通に社会を送っている人と同じことをするのではなく、今の自分ができそうなことで十分なので何かしら「行動」だけはしていきたいと考えております。

蛍鳥

何もしないのは先ほどの負のスパイラルに陥ることが見え見え


じゃあ何をする?? …ですが、そう言えばこの前…

ずっと行きたいお弁当屋さんがあったのですが、いつも客が多くて中々入る勇気が出なかったんです。


自分の思い込み他人の視線が心臓にグサグサ刺さる…


しかしある日そのお店の前を通ったら、店内にはたまたま一人の客しかいなかったので、思い切って入ってみたんですよ。

お弁当の品定めをしながら支払方法を横目でチェック。無人支払い機があって支払方法は電子マネーのみだと把握。

蛍鳥

ここでさえキョドってしまうんですけどね

←結構量があるお弁当屋さんでした。

とっても美味しかったです!

何も問題なく買えました。

大したことのない行動かもしれませんが、コレだけでも立派な行動だったと思うようにしております!

最後に


人前に立つことが好きな人って少数派だと思います。

緊張しますもんね。

それでも人前に立たなければいけない人は、それなりの自分の「やり方」がある人もおります。


余談ですが、(人前に立つのが好きじゃないけど)人前に立たなければならなくなった人に対してどういう気持ちで立つのか、知り合いに尋ねてみた事があります。

俺の場合は目の前にいる人をこだまにしか見てないです、あとは慣れ!


……?

…こだま??

こだまって何だ…?

参考:もののけ姫

←多分コレだよね…


どんなメンタルしてるん?この人…


大勢の前の人間をこだま化する精神力はこの人のやり方ですが…

そんなハイレベルな思考変換、俺にはまずできんわ…


個人的に思考を変える事は簡単ではないので、普段の何気ないできそうな行動から場数を踏んで行くのが自信に繋がる近道なのかなと思いながら色々試していきたいものですね。

蛍鳥

社交不安障害の人はお互い頑張りましょ!

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この記事を書いた人

40代後半男性
既婚かつ別居婚(2年目突入)中
子供無しの実家暮らし
主に自営業(たまに会社員)

40歳を迎えた辺りからメンタル悪化し、もともと苦手だった対人がさらに苦手に。気づけばいつの間にか孤立化しております。
社交不安障害として社会とどう向き合うのか、あるいは乗り越えられるのか?
日々の体験をつづっています。

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